手紙は__。
『心』を封筒に閉じ込めたものだとスザナは思う。
本人には、恥ずかしくて直接言えないような言葉でも、手紙なら言えてしまう。
一見そうは見えない『からかい』の言葉にも『気持ち』や『想い』を潜ませることもできる。ふざけた調子の手紙が、愛の手紙だということもある。
そして。
手紙を書くという、相手が自分のためにかけてくれた時間が、そのまま愛をはかるものさしだとスザナは感じている。その時、その時間、手紙を送る相手のことを思い出しているのだから。
テリュースの気持ちがどこにあるのか、どこへ向かっているのか知りたくてたまらず、悪いことと知りながらも彼のアパートの郵便受けから、初めて手紙を1通持ち帰り読んだ時、スザナは、後頭部を殴られたようなショックを受けた。罪の意識は、不思議となくなった。それ以上の衝撃が彼女を襲ったから。
『キャンディス・W・アードレー』という女性から届いたテリュースに宛てた手紙。
スザナはその手紙を読んで、誰にも心を閉ざしているように見えるテリュースが、その女性だけには違う面を見せ、心を開いていることに驚き、吐き気がするほどの嫉妬心を抱いてしまった。
『もう、テリィったら、いつまで私のことをターザンそばかすなんて呼ぶの?私はもう1人前の看護師なんですからね!失礼しちゃうわ。』
キャンディスという女性を『ターザンそばかす』とからかうテリュース。手紙を読むとテリュースがどんなことを彼女に書いたのか、容易に想像することができた。
キャンディスって、誰なの?
なぜ、テリュースは彼女のことを『ターザンそばかす』とからかうの?
彼女が、親しげに「テリィ」と呼びかけるのはなぜ?
ふたりは、どんな関係なの?
知りたい__!!どうしても。
それからは。
頭が麻痺したように、スザナは毎日テリュースのアパートに行き、郵便受けを確認することが日課のようになった。キャンディスからの手紙が届かないことをテリュースが不審に思うかもしれないとは、まったく考えなかった。手紙が届かなくなれば、彼女の手紙も、彼女の存在も、テリュースが忘れてくれるのではないかとすら考えた。
そして、スザナは郵便受けにキャンディスからの手紙を見つけると、迷わず家に持って帰り読んだ。読めばもっと苦しくなるのがわかっていても、読まずにはいられなかった。呪いにも似た重さと苦しみ__。
『テリィ、お手紙ありがとう!テリィって、案外筆マメなのね。意外だわ。手紙なんてめんどくせーな、って言うのかと思っていた。あ、怒ってる?ショパンやハイネたち芸術家はみんな筆まめだろう、って?はいはい、確かにテリィは芸術家ですものね。手紙のおかげで、会えなくてもすぐそばにテリィがいるような気持ちになります。舞台の稽古の話もすごく興味深かったわ。読んでいてテリィのかっこいいロミオが目に浮かびます。ね、稽古中にどんなに美しいジュリエットが目の前にいても、あの麗しの『五月祭のキャンディジュリエット』もたまには思い出すこと!いい?約束よ。』
そこにはふたりの思い出や気持ちが輝き、あふれていた。鋭い刃物のように、スザナに残酷な事実を突き付ける、たくさんの手紙。
ふたりは、イギリスで一緒に学生時代を過ごした仲であること。
彼女は、看護師として働いている女性であること。そして、文面から明るくイキイキとした人だとわかる。テリュースが夢中になるくらいの。
そして。
驚くべきことにテリュースは、いくらスザナがキャンディスからの手紙を隠しても、彼女に手紙を書いているらしいのだ。返事の手紙もほとんど手にしていないはずなのに!
テリュースはキャンディスを忘れない!キャンディスを愛しているのだから。
そんなの嫌よ!絶対に!
ふたりが今も愛し合っているという残酷な事実__。
悲しみが喉をふさいで、スザナは息ができない。
出来ることならばスザナは、テリュースに「キャンディスに手紙を書かないで!」と言いたかった。
そう言えたなら、自分はこんなにも苦しまなくていいものを。
テリュースの心が遠く、キャンディスのところへ飛んで行くのを止めるすべはない。毎日、どうすればテリュースの心の羽をもぎ取ることができるのか、そればかり考えていたあの頃__。
だから。
ロックスタウンから帰ってきたテリュースに、次の誕生日プレゼントに何が欲しいか尋ねられた時、スザナは迷わず告げた。
「手紙が欲しい。」と。
その言葉を聞いたテリュースは、最初、聞き間違えたのかと思ったようで、
「バースデープレゼントに欲しいものだよ?何でも構わない。欲しいものを言ってくれないか。」
ともう一度確認した。
「あなたからの手紙が欲しいの。気持ちがいっぱいにつまったラブレター。それが私の1番欲しいものなのよ。」
それを聞いたテリュースは
「姫は、欲張りじゃないんだね。」
からかうように微笑むのだった。
違うわ__。
スザナは心の中でそう叫んだ。
「あなたの心が欲しい__。」
そうねだったのに。テリィはわかっていないわ。欲しいのは、あのひとに書いていたような、封筒から気持ちがこぼれそうな愛の手紙。
隠しても__、冗談に紛れ込まそうとしても溢れるあのひとを愛おしく思うテリィの気持ち、その言葉、まっすぐな愛。
それと同じ、いや、それ以上のものが欲しいのだ。どうしても。
「でも、ずっと近くにいるのに、手紙なんて何を書いたらいいんだ?」
テリュースは少し困惑したようだった。
「手紙に書くのは、何でもいいの。あなたの私への気持ちとか、今お芝居で考えていることとか、最近あった出来事とか、なんでも構わない。できれば、毎週。ううん、毎月1通でいいから、これからずっとお手紙が欲しいの・・・。だって、テリィ、あなたはたくさんの手紙を書いていたじゃない!」
自分の発した言葉に、はっと息をのみ、青ざめるスザナ。
その言葉にテリュースは、ふと。
何かひっかかるような顔をした__。
が、すぐに、その表情をおさめると「わかった。君に手紙を書こう。」
テリュースはそう穏やかに言って、約束したのだった。
小さな平屋の家。薄い灰色の壁にプルシアンブルーの屋根、大きな窓。まるで童話の挿し絵のような風景。
車がスピードを緩め、ゆっくりとそのコテージの庭に停止すると、テリュースは助手席のスザナにいたわるような目を向けた。
「さぁ、姫、到着したよ。ここが、俺たちの隠れ家だ。長いドライブで疲れただろう?」
「いいえ、全然。あなたと一緒ですもの。とっても楽しいわ。」
スザナは甘く答える。
「いいかい?今から目を閉じて、俺がいいと言うまで開けないで。」
その言葉に、スザナが微笑みながら目を閉じると、テリュースは胸のポケットから鍵を取り出し、コテージの玄関のドアを開けた。そしてまた戻ってくると、スザナに『Excuse me』と声をかけてから、ガラス細工を扱うように優しく抱き上げた。するとスザナも慣れた様子でテリュースの首に腕をまわす。
「なんだかドキドキするわ、あなた。何があるの?」
目を閉じたままスザナが甘えるように問いかける。
「見てのお楽しみだよ。」
そのままテリュースはスザナを抱いて居間に運び、ソファに優しくおろすと、
「さあ、目を開けて。」
と耳元でささやいた。
スザナが目を開けると__。
そこには、その居間のサイズには大きすぎるほどの大きな窓。
その窓から見える世界に、彼女は息を飲んだ。
美しい雨上がりの午後。
水面に木葉が、たゆたう青みがかった緑の湖。少し前に降った雨のしずくを抱いた木々や草むら。陽の光が一面に降り注ぎ、目に見えるすべてのものにキラキラときらめきを与えている。
「ひとめぼれだわ・・・。」
思わず感嘆の吐息をもらすスザナ。
「テリィ、なんて素晴らしい景色なの・・・。私・・・ここが大好きだわ。」
スザナがうっとりと大きな窓から見える景色を見つめた。恋人たちの逢瀬にふさわしい場所だった。
「気に入った?」
テリュースがスザナの隣に座り、瞳を覗き込むようにして優しく尋ねると、彼女は幸せそうに微笑んだ。
「ええ、すごく。とっても素敵なところね、あなた。」
「このコテージの『売り』は、このでかい窓から見える景色だそうだ。春夏秋冬でその表情が変わる湖やそれを取り巻く森。春には湖面に浮かぶ花びらが一面の絨毯のように見える風景。秋には様々な色の落ち葉。冬には一面の雪景色。それらは、まるで1枚の絵画のようなんだと業者が言っていた。さしずめ今は、『緑燃ゆる夏の絵画』ってとこだね。」
テリュースは、いつもの危うげな雰囲気をどこかに置き忘れているように、穏やかに微笑んだ。
「ここへは、さっき通ってきた門を通らなければ来ることはできないんだ。あの門の鍵は俺しか持っていないから、うるさいパパラッチたちもやってこれない。だからここでは、人目を気にせずにゆっくり過ごそう。」
テリュースは、スザナが人目を気にして、自宅からまったく外へ出ようとしないことを心配していた。
無理はない。ストラスフォード劇団のスザナはすでに顔も売れている。外に出れば、好奇の目を向けられることを恐れてだとテリュースには痛いほどわかっていた。
可哀想に、俺のせいで。
気分転換の外出すら自由にできないなんて__。
幸いなことに、スプリングガーデン劇場の「マイガール」は、予想外の大ヒットとなり、劇場プロデューサーのブライアンは、ダブルキャストでのロングランを打ち出していた。すでにもう1組の「カイルとローズ」も始動しており、テリュースとソフィアほどの人気ではないが、数ヶ月先のチケットも完売していた。
「これからは、休みももらえそうだ。休日には、この隠れ家でゆっくり過ごそう。」
テリュースは、スザナがロックスタウンから戻ってきた自分に、芝居に集中できるようにと最善の心配りをしてくれているのを知っていた。
マーロウ夫人が何か言おうとするのを必死に止め、使用人に喉に良いとされる食事を作らせ、テリュースの健康管理に気を配る。必要ならば、便利のいい昔のアパートから劇場に通うことも許していた。
芝居の世界で思い切り羽ばたけるように、芝居に集中できるように、余計なことで煩わせたくない、そう考えてくれていることにテリュースは感謝していた。
その気持ちに少しでも応えたい、出来る限りのことをしてやりたい、テリュースはいつもそう思っていた。自分は、『スザナが真に欲していることを与えてやれない』以上、理想的な恋人とは言えないのだから。
「嬉しいわ。あなたとこんな風に、ゆっくりふたりきりの時間を過ごせるなんて、初めてよね?」
とろけそうな甘いささやき。
「そう言えば、そうかもしれないな。いつも誰かがいるし、そもそも公演で毎日ほとんど家にいなかったから。」
「わたし、あなたの身体をずっと心配していたの。毎日公演の連続で。それに、慣れない現代劇で、テリィのイメージとは違う役だし、たくさん苦労があるんじゃないかと思って。」
テリュースがスプリングガーデン劇場に回された経緯は、彼が口にしなくてもストラスフォードをよく知るスザナには、わかりすぎるほどわかっていたし、シェイクスピアではない芝居が彼にとってどんなことなのかも、理解していた。
テリュースは、ロミオ役を手に入れた時もカイル役を演じる時も何も変わらなく見えてはいるが、心の中ではきっと色んなことを抱えているはず。スザナはそう思っていた。
「正直に言うとね、テリィ、あなたがカイルのような役を演じるのって新鮮だし、すごく驚きよ。あんなに評判なんですもの、どんなに素敵なんだろうって、いつも想像しているの。いつか私、あなたのカイルを劇場まで観に行きたいわ。」
その言葉にテリュースは
「そうだね、その時は特別席を用意させるよ。きっと、俺のカイルに驚くはずさ。」
ふっと微笑んだ。
「あんな軽い男を自分が演じるだなんて思ったことがなかった。でも今は、俺の芝居の幅を広げてくれたと思っているし、お陰で『真夏の夜の夢』のパックを誰よりも上手く演(や)れるんじゃないかと思うくらいだ。それに、カイルを演っていると芝居を目指した頃の昔を思い出す__。」
「芝居を目指した頃?」
スザナが興味に目を輝かせる。
「そう。芝居を目指したのは、自分とは別の人生を生きることができる『役者』が羨ましかったからなんだ。俺の人生は決まっていて、どうせクソつまらない人生なんだろうと半ばヤケになっていた時もあった・・・。でも舞台の上でなら、俺以外の、誰か別のヤツの人生を生きることができる、神や悪魔にさえもなることができる。そう思えて__。」
「同じだわ!私もそうなの。そう思ってお芝居を目指したの。」
スザナが、彼女にしては珍しく、テリュースの言葉にかぶせるようにして小さく叫んだ。
「私も色んな女性の人生を生きてみたいと思ったのよ。お芝居なら、不可能が可能になるから・・・」
そこで、スザナは言葉を切ってから、付け加えた。
「なれなかったバレリーナにも・・・、なんにでもなれるから__。」
「・・・スザナ、君はバレリーナになりたかったのか・・・。知らなかった__。」
テリュースは、驚きを隠さなかった。
「もしよかったら、君が芝居を目指したきっかけを教えてくれないか?」
「・・・そうよね。私たち、そんな話をしたことがなかったわよね。」
スザナはにっこり微笑み返した。
「実はね、ごく幼い頃は・・・、私、バレリーナを目指していたのよ。プリマを夢見て、厳しいレッスンにも耐えてきたわ。テリィ、あなたももう気づいていると思うけど、パパとママは昔から仲が良くなかったの。パパは美術商として、世界中を駆け回っていて、家にはほとんどいなくて。ママは寂しいからか、私がバレリーナになることに夢中だった。それだけを心の支えにしているように__。」
そこまで言うとスザナは、シェイクスピアのジュリエットと同じ、はしばみ色の瞳をかげらせた。シェイクスピアが思い描いたジュリエットは、きっとこんな女性なのだと、テリュースは目の前のスザナを見ていて思う。
「パパは・・・。パパは、美しい物、価値のあるものにとっても鋭い感覚を持った人なの。だからパパは私に『お前はバレリーナに向かない、バレリーナにふさわしい足ではない、とずっと言っていて。膝の骨の形、筋肉のつき方、足の形の流れ方、プリマには天性の資質がいるんだ』と。私とママは、最初、それを信じていなかったけれど、バレエ団のオーディションを受けるようになると、段々とそれが正しかったとわかってきて・・。私にはバレリーナとしての素養がないんだと、とても辛かった。あんなにやってきたのに私もママも目標を失って・・・。」
スザナが寂しそうに微笑むと、テリュースは無理をして話さなくていいよ、と言うように膝に置いたスザナの手に自分の手を重ねた。それでもスザナは続ける。
「そんな時に『バレエのロミオとジュリエット』ではない『お芝居のロミオとジュリエット』を観たの。パ・ド・ドゥもないけど、お芝居の中のロミオもジュリエットも素晴らしくて、本物の恋がそこにあるようだったわ。お芝居のジュリエットなら、バレリーナに向かない私でもなれると思った。・・・ううん。お芝居の中なら、女神にだって、娼婦にだってなれる、って。」
容姿と声、芝居のセンスに恵まれたスザナにそんな挫折があったのか__。
そして再び、俺のせいでまた辛い挫折を__。すまない__、スザナ。
「昔は自分の足を恨んだこともあったから、罰があたってしまったのかもしれないなんて思う時が今はあるのよ。」
スザナの瞳が微かに潤むのを見て、テリュースの顔が曇る。それを感じてスザナは明るく言った。
「ね、私、今度はテリィがお芝居を目指したきっかけを知りたいわ。それに小さな頃はどんな子供だったのかとか、あなたのことを話して。」
「そうだね。俺が芝居を目指したきっかけを話す前に・・・」
テリュースが口元に笑みをたたえた。
「長くなりそうだから、何か飲みながら話そう。先に、持ってきた食料と飲み物を車から持ってくるから、少し待っていて。」
そう言ってテリュースは、スザナをソファに残して、外へ向かう。そのテリュースの後ろ姿を見つめながら、スザナは幸福感に満たされていた。
雨上がりと言うこともあって、午後はずっと、コテージの中で過ごしたふたりだったが、夜もふけ、スザナは寝室のベッドに半身を起こしていた。ベッドサイドの椅子にはテリュースが座っている。
「テリィ、素敵なバースディプレゼントをありがとう。ラブレターしかお願いしなかったのに、こんな素晴らしい隠れ家まで。お手紙はNYに帰って、テリィがいなくて寂しい時に、ゆっくり読ませていただくことにするわ。私の宝物よ。」
スザナは1通の手紙を大事そうに胸に抱いている。
テリュースはうなづくと
「さぁ、もう休もう。夜更かしは、身体に良くない。」
そう言って、手紙をそっと取り上げてテーブルに置き、スザナが身体を横たえるのを手伝った。
スザナはもういつからか、そうやって寝る前にテリュースが優しく枕元にいてくれるのを当たり前のように感じている。
優しいテリィ__。
「さぁ。おやすみ。良い夢を。」
そう言って、テリュースは母親が子供にするようにそっと額にキスをした。
ランタンの光だけが、スザナの愛するテリュースの顔をぼんやりと照らしている。
幸せだわ、スザナはその瞬間、そう思った。
静かに部屋を出ていくテリュース。パタンとドアが閉まる音がして__。
テリュースがいなくなると途端に、スザナには部屋が暗く、寒々しく感じられた。
手をふれなくてもいい、ただそばにいてくれるだけで、幸せな気持ちになれると思ったのに__。スザナはいつもの言い知れぬ不安が襲ってきたことに身震いした。
あのひとはもういない。誰にも邪魔をされることはない__。
今は、すぐそばにテリュースがいる。
スザナは、今、テリュースが恋人として自分を扱ってくれていることも知っていた。
でも__。
テリュースが目の前にいる時は、それを確かなものとして自分の中に感じられるのだけれど、彼の姿が目の前からなくなると途端に、不確かな、どこかで読んだおとぎ話のような気がするのだ。テリュースは『王子役』を演じていて、芝居が終わればどこかへ消えてしまうような__。
これはきっと、「罰」
愛しあうふたりを私が引き裂いたのだから__。
次のお話は
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ジゼルさま
お待ちしておりました(*^。^*)
手紙は、心を封じ込めたもの。
手紙を書く時間は、相手への愛をはかるものさし。
それが解っているのに、抜き取ってしまったスザナの罪を改めて考えさせられました。
人は罪を重ねると麻痺してくると言われます。
一度やれば、二度。二度やれば三度。
だから、忘れてしまったのでしょうか。
同じものを願っても、同じ心は手に入らないと理解しているはずなのに、それでも求めずにはいられない。
そんな彼女がなんだか憐れに思えました。
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美紅さま
コメントをありがとうございます♡
「誰かを本気で愛してしまったら、キレイな心のままではいられない」
そんなキャンディの独白がありましたが、キャンディからテリィに宛てた手紙を隠すという「FS」のスザナの行動は、そんなレベルではなく、どこか狂気すら感じて、私はとてもショックを受けました。そして、漫画にはないスザナのそんな行動を「FS」に書き加えられた水木先生に、その理由を尋ねたい‼️と思いました。
スザナは早くに早世したようですが、その時、テリィの思いやりや(キャンディとは別の)愛に包まれて逝った、と信じたいです。そうでなければ憐れすぎて。
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どうして!テリィは2人きりの隠れ家を用意するの!
償いでもそんなことしたらスザナが可愛そう!
と思ってしまう。
人の手紙を読むってかなりひどいことだけど!
テリィははっきり言えば良いのに。。。
テリィの優しさに嫉妬心がいっぱい。。
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ジゼル様、おはようございます❁✿✾
手紙って、すごく特別なものですよね。
特に男女間では…。
私がスザナなら怖くて見れないかも…。
でも見てしまったスザナ…。
内容も自分との温度差、対応の違いなど見て、ショックだったと思います。
だからといって抜き取っていいのかはどうかなと。
やはり罪ですよね。
怖い、でも知りたいスザナが少し可哀想になりました。
足が悪いのに毎日ポストへ…
簡単なことでは無いと思いました。
今回も楽しく拝読させて頂きました!
お忙しい所、更新をして下さいましてありがとうございます。
次回も楽しみにしています。
ジゼル様の無理のないように…。
今日もジゼル様がハッピーで健康でありますように…。
♡ℒฺℴฺνℯฺ♡
candy
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よっちゃんさま
コメントをありがとうございます♡
そうですよね。テリィって、「詰めが甘い(笑)」と言うか、はっきりいわないから余計なトラブルに巻き込まれている、というか。
イライザに誤解されたのもそうですし、スザナに告白された時も、「ズバッ」と断って欲しかったと思います。「俺にはキャンディという恋人がいるから、ごめん」と。(笑)
今回、私が描きたかったのは、「テリィはキャンディを今も変わらずに愛しながらも、スザナにもできるだけのことをしようとしている姿」なんです。
その中に「スザナへのプレゼント」もあって。キャンディには、「心」をあげられるけれどスザナには心をあげられない分?豪華なプレゼントになるのでは?と。
そして、そのプレゼントは、「宝石」とか当たり前の女子が喜びそうな品物よりも、「ふたりきりの時間」「ふたりだけの想い出」をテリィはスザナにあげたかったのでは?と考えました
つたない私の筆力でどこまでそれを表現できたか不安です
よっちゃんさまのテリィ像を壊していませんようにと祈るばかりです。
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candyさま
コメントをありがとうございます♡
いつもcandyさまの温かなコメントに励まされております
漫画では、「テリィが持ち歩いていたキャンディからの手紙を落とし、それを拾って読んだスザナ」か描かれていましたが、FSでは、キャンディの独白に、「キャンディがテリィに宛てて書いたほとんどの手紙をスザナが隠していたことに憤りを感じている」と言うような文章があったので、『想像以上にひどい女性!』と私もショックを受けました。
そんな女性と長く暮らさなければならなかったテリィが不憫で(笑)
でもスザナが手紙を隠していたのは、事故のおこる前なので、事故がおこり、スザナを見捨てなかったテリィの思い、自ら身をひいたキャンディの気持ちを知り、改心(笑)したと信じたいです。
candyさまも素敵な1日をお過ごしくださいませ
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>ジゼルさん
ジゼンさまのテリィの優しさ、思いやりにはシゼンさまのテリィ以上の優しさがあると感じました
心はキャンディだけど!!やっぱり嫉妬心が。。。
でもスザナは心は私にはないとわかるんですね。
それも切ない。。。
次回もとても楽しみにしています。。
まったく壊してません
今後のどんな物語なのかワクワクしてます。
ありがとうございます
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よっちゃんさま
よかったです~
ホッ
よっちゃんさまのテリィ像を壊していなくて。
いつもテリィのセリフを書いていると、「こんな言い方、テリィはしない」って思われちゃうかもと心配しているんです。
やっぱり、テリィは、「~だぜ調」ですし、「でっかいケーキが食える」とか、貴族とは思えない江戸っ子のような(笑)セリフまわしが多くて。
でも、私の中では、キャンディには、「~だぜ調」、スザナには、「~だね。」とかせいぜい「~だな。」くらいにしているんです。
それは、テリィの心の距離を表しているつもりで。
でも、そんなテリィですが、抱き上げたり、おでこチューくらいはしているかな?と考えています
でも、それすら、私も嫌です~(笑)
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Roseさま
コメントをありがとうございました。
「漫画のスザナそのもの」とのお言葉、ありがとうございます スザナの話なんて、嫌われちゃう~と自分で書いておきながら、凹んでいたので嬉しいです(笑)
そして、roseさまのお言葉に色んなことを考えてしまいました。
果たしていつまでもスザナは成長せず、だったのか?と。
今はテリィに、お芝居に集中してもらうだけに心を配るスザナですが、できれば、義務と責任から?でもスザナの元へ戻ったテリィの深い思いやりを感じて、「愛する」とは?「真に相手を思いやる」とは?を彼女も学んで欲しい、なんて思っています
できれば、キャンディの元へテリィを送り出してあげて欲しいと。
ところで。
私は、FSの「テリュース・グレアムとは周知の仲であり、ずっと共に暮らし、闘病生活も支えていた」の『周知の仲であり』が1番辛いフレーズです。なんだか、テリィとスザナの関係を認められたようで。
違うわ‼️ 世界100万人の(笑)テリィファンは『周知』してませんよ~‼️と言いたくて。roseさまはきっと賛成してくださるはず(笑)
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ジゼルさま
Roseさま
お邪魔致しますm(__)m
確かに、
辛い状況に於いても、キャンディやテリィが少しずつ立ち直っていくなかで、スザナだけいつまでも成長しないのはどうなの? と思ってしまいます。
それがスザナだと言われればそれまでですが、少なくともイライザよりは人の意見に耳を傾ける子でいてほしい。
実際、他の二次ではそうやってテリィをキャンディのもとへ送り出す話もあります。脚を失って悪い方へ変わるより、脚を失ったからこそ、人の痛みが解るように変わっていってほしい。
皆様の描く様々なスザナを読んできて、そんなふうに私も思うようになりました。
ジゼルさまの世界の、スザナの成長を楽しみにしています(*´▽`*)
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roseさま&美紅さま♡
本当にそうですよね。
確かに、誰かを心底愛してしまったら、エゴイストにもなるし、愛されたいあまりに自己的な考えに捕らわれることもありますよね。byキャンディ(笑)
でも、相手から受け取った愛や思いやりにふれ、「本物の愛は与えることであって、奪うことではない」とスザナに理解して欲しいです。
と。
思いながらも、スザナがテリィのことを命をかけて愛しているのもよくわかるので、それを彼女に強要するのも酷なことだとも思えるのが、辛いところです
だから~
テリィって、同居してみたら、だらしなくて嫌いになっちゃった~ とか、小指の爪だけ伸ばしてる~とか意外とケチとかあればよかったかも(笑)
いえいえ。テリュース・グレアムさまは、私生活もカッコいいのです
パン◯いっちょで、ソファでだらんとドラマを見たりしません(笑)
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>ジゼルさん
ジゼルさま♡
美紅さま♡
す、す、す、すみません。
ジゼルさまの返信に爆笑してしまったRoseです
テリィが、小指の爪を⁉️
ダメです。
すみません
ツボりすぎて、ものすごく真面目にコメントしていたのに、、
もう吹っ飛んでしまいました
そして、、パン◯いっちょで⁉️
ソファでだらん⁉️
いやいや、もうそれは流石のスザナさまも、、諦めてくれます。かね
いや、でも私ならそんなテリィもありかと意外にギャップ萌えが良かったり・・
あ、スミマセン
ついつい妄想癖が発動してしまい
えとーーー、
そうそう。
「周知の仲」は確かにどう考えればいいの?となりますよね
はい!私はジゼルさまと同じく。世界100万人のテリィファンと同じく。「周知」はしておりません~
スザナの愛については、捉え方はとても難しいと思います。
嫌な"オンナ"なら、それはそれで、、やっぱり⁉️テリィが可哀想‼️となりますし。
逆に、スザナがとても素晴らしい女性に成長して、テリィがスザナを心から愛する。。となっても、、テリィファンとしては複雑なのですよね
でも、私もスザナが本当に愛するとは、何か?を知って、(学んで)この世を去っていて欲しい、と思ってます。。
そこの部分をジゼルさまはどう描いて下さるのか、美紅さま同様、私もとても楽しみです。
テリィとスザナの濃厚接触が、、訪れませんように
なーんて、、思いつつ
テリィ愛多めのコメントですみません
ジゼルさまのコメントが楽しすぎて、、ついつい語ってしまいました
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PASS:
roseさま&美紅さま
え~ そんなに笑っていただけました?
テリィの小指だけ長い爪。
パンツいっちょのくつろぎ姿。
でしょ⁉️
さすがのスザナも、「え~」ってなりませんかね⁉️
なって欲しいわ‼️
普通の男子なら、あっ、そ、ですが、あのテリュースさまなら、衝撃的じゃないですか⁉️(笑)
昔、超イケメンのモテモテ先輩が、彼女と別れたくなったら、「嫌われるようなことをする」って言ってたんです
相手から別れを切り出させるように、って。(バブルな時代です。笑)
具体的に何をするのか尋ねたら、笑えるようなことを教えてくれました。それをテリィに教えてあげたいわ
かなり、効果大‼️らしいです (笑)
SECRET: 0
PASS:
>ジゼル
皆さま
厚かましく割り込み失礼します。
テリィのパンいちは全然ノープロブレムどころか、むしろ魅力があふれるだけだと思います✨。が、小指の爪は嫌。ダメージくらうかも一発で。何か素晴らしい願掛けとか理由があると信じてスルー案件か。
私もRose様と同じでスザナに優しさ見せる姿を見るだけでキリキリ痛みます。
でもリアル。漫画の延長線上にある感じがします。
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なんとなくですが恋愛の嫉妬には2種類ある気がします。一度も自分は得られず、恋しい人が特定の誰かに向けている表情や態度、想いを目の当たりにした場合と、恋人が自分だけに向けたと思っていた態度を今は誰かに向けていると感じとった時と。
単純に比較できないけど、後者の方がロス感が上乗せされてずっと辛いような気がします。
そういう意味でもあんまりスザナに優しくしないでテリィ。スザナが(生きるなら)自己肯定感をもてる円満別離路線歓迎プリーズ。勝手にスミマセン。
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7candyboxさま
や~ん
パンいちテリィ、「あり‼️」ですか⁉️
で、で、で(笑)
それ、ブリーフ?トランクス?ボクサーパンツ?
私は、ボクサーパンツでお願いしたいです 黒の。
白いブリーフだったら、テリィでもいやだぁ~
ヒョウ柄のトランクスとかもいや~
「漫画の延長線上」
もう、何よりの誉め言葉です
嬉しい。温かな思いやりをありがとうございます
SECRET: 0
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7candyboxさま
わかります、わかります‼️それ。
1度手にした物がなくなるのって、喪失感が桁違いですよね。もともとないものよりも。
スザナは、きっと、テリィがロックスタウンから戻ってきても、「愛されているのか?」不安だったり「自分の罪」に悩んでいたのでは?と思うんです。
そんな彼女が脚本を書いたり、ナレーターの仕事をしていたりしていたのは、どんな気持ちで、どんな風にテリィとの生活を送っていたんだろう?と妄想しています。
7candybox さまの思い、ジゼル、しかと受け止めました
悪いようにはいたしません
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PASS:
>ジゼル
いやマジでバカボンパパみたいな格好しても色気しかないと思うがなぁ。
テリィを想像で貶めるのは難しい。
総金歯くらいか。いや、新たな美の扉が開きかねない。
SECRET: 0
PASS:
>ジゼル
固い握手(エアで)。
安心して読み進めそう。涙。
スザナにとってのテリィと別れる決意を鈍らせるロス感、キャンディが情報に触れるか目の当たりにした場合の狂おしいロス感。
どっちの意味でもテリィくん、真に覚醒せよです!
SECRET: 0
PASS:
7candyboxさま
7candybox さまは、ジゼル史上記憶に残るテリィファンでいらっしゃいます。
7candybox さまのその鋭い分析力で、「他のヒロインの相手役になくて、テリィにはあるもの論」なぞ伺いたい気持ちです
講義とか受けたいわ
SECRET: 0
PASS:
パイシェルさま
嬉しいお言葉をありがとうございます パイシェルさまは、私の登場人物の心情について想像することをすごくわかってくださっていると感じます
『テリィも、そう簡単に恋人になろうとしても心がついていかなかったりするだろうし』
そうなんです。他に愛する人がいて(キャンディ)、いくら嫌いじゃないからと言っても、スザナのことを愛せるようにはならないと思うんです。
無理をして、形から恋人としてふるまうテリィ。
スザナもまた、テリィがキャンディを愛していることを知っているので、不安や疑心暗鬼に悩まされたりすると思うんです。
パイシェルさまとは、そこも同じで、登場人物みんなに幸せになってほしくて。
スザナは嫌いなキャラクターですが、だからと言って『悪役』のままでは終わって欲しくないって、思うんです。
キャンディとは違う愛だけど、テリィは役者の同志として、命の恩人としてスザナを大切に思い、スザナもそのテリィの気持ちをしっかりと理解してほしいなぁって。
あ~それを描ける文才が欲しいです
読んで下さってありがとうございます
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>ジゼルさん
そうですね
私もスザナそんなに好きじゃないけど、テリィにあれだけの想いを持ってるし、スザナだって愛されたい、愛したいと思ってる、普通の女の子のはずなので、やっぱり、スザナにも、幸せになってほしいですね
でも、果たして皆んなが幸せなんてできるのかなと、少し心配になってしまいます
でも、変に妥協せず、色んなドラマがあっていいとも思います
それは、みんなに幸せにはなってほしいけど、妥協せずに、簡単にハッピーエンドにするのではなく、やっぱりドラマチックであってほしいとも思います
矛盾してるでしょうか
でもでも、ジゼルさんも、文才あると思いますよ^ ^
何より、キャンディキャンディへの愛がすごく伝わってきます
読んでいて、おもしろいし、心地よいです
何より、楽しんで書いていってほしいです
応援してます(*^_^*)♪
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パイシェルさま
そうなんです‼️
スザナは好きになれない女性ですが、テリィを命がけで救ったくらいの思いを抱えていて。
決してスザナのすべてを許すことはできない(キャンディからの手紙を盗んだり、キャンディを追い返したり)ですが、でも同じ女性として、好きな男性のそばにいたいという気持ちは理解できるんです。
三角関係の彼らすべてにハッピーな結末は難しいのですが、私なりにスザナにもテリィの愛を感じて欲しいなんて思っていています。
スザナが、ラリサのような人だったら、よかったのにっつな思います。
楽しんで書く
本当に、ブログはそれが1番ですよね✨感じたこと、思っていること、誰かに話したいこと
そうできたらって思います✨
応援ありがとうございます